学生目線で見る、支え合いながら成長できる環境とは
受験生の皆さま、こんにちは。医学科4年の寺山怜那と申します。今回は、共用試験であるCBT・OSCEを終えた立場から、慈恵医大のカリキュラムの特色を、特にCBTを中心に学生の視点でご紹介したいと思います。そもそも共用試験とは、医学生が診療参加型実習を始める前に、必要な知識と技能を身につけているかを確認するための全国共通の試験です。医師法の改正によって公的に位置づけられ、2023年度からはCBTとOSCEの両方に合格しなければ臨床実習に進めなくなりました。
CBT(Computer-Based Testing)は、医学生の基礎的な知識と臨床推論能力を評価する試験で、コンピュータ上で選択式問題を解きます。受験者ごとに異なる問題が出題されるため、他大学とも比較しにくい分、自分自身の理解の深さが試される試験でもあります。慈恵医大では、このCBTに向けたサポート体制がとても充実しています。まず、学内で本番形式の模試を受ける機会が設けられており、実際の試験と同じ時間配分・出題形式で受験できます。模試は本番の約1か月前に行われ、結果から自分の得意・不得意を把握したり、時間配分を練習したりすることができます。この模試を通して、CBT本番への不安を減らせたという学生も多く、実践的な学習環境が整っています。
また、慈恵ではCBTが8月下旬に実施されます。前期の授業は7月末に終了するため、約1か月間は授業がなく、集中して勉強に取り組むことができます。一方で、8月上旬には東医体(全国の医学生の体育大会)が開催され、夏の大会シーズンと時期が重なります。そのため、運動部に所属している学生は、部活動と勉強の両立が求められます。特に大会直前は忙しい時期ですが、部員同士で励まし合いながら計画的に学習を進める姿が見られます。勉強の合間にチームメイトと過ごす時間が良いリフレッシュになり、仲間との支え合いがモチベーションにつながっているように感じます。
私自身も、部活や模試、日々の勉強に追われながらも、同級生と支え合って乗り越えることができました。慈恵の学生は学年全体の仲が良く、わからないことを気軽に相談し合える雰囲気があります。過去問の共有や勉強会の開催など、学生同士で協力して学ぶ文化が根づいており、個人プレーではなく「全員で乗り越える」という意識が強いのも大きな特徴です。このように、慈恵医大のCBTカリキュラムは、手厚いサポート体制と学生間の協力関係によって支えられています。知識だけでなく、仲間と努力する大切さを学べるのが慈恵の魅力だと思います。これから入学を目指す皆さんも、ぜひ慈恵で、仲間とともに学びを深めていってください。