いよいよ実臨床現場へ!
こんにちは、医学部医学科5年の津村恵太郎です。ポリクリ(臨床実習)は、実際の病院で患者さんと接しながら学ぶ、まさに"医学生としての集大成"のような時間です。教室で勉強してきた知識が、目の前の医療現場でどう活かされているのかを肌で感じることができるだけでなく、実際に医療現場に行かないとできない経験も多々あります。中でも印象に残っているのが、アメリカのインテュイティヴ・サージカル社が開発した手術支援ロボット「ダビンチ(da Vinci)」による手術を見学したことです。泌尿器科と産婦人科の実習中に何度か見学の機会があり、4本のアームをお腹に挿入して手術を進める様子に驚きました。さらに衝撃的だったのは、術者の先生が患者さんのすぐそばではなく、少し離れた場所から遠隔で操作していたことです。まるでドラマ『ブラックペアン』(二宮和也さん主演)の世界を目の前で見ているようでした。実際に見てみると、ロボット手術によって医師の負担が減り、より精密な操作ができることを知り、医療技術の進歩を実感しました。「未来の医療って、もうここまで来ているんだ」と感じた瞬間でした。
もう一つ心に残っているのが、外科実習で経験した皮膚縫合です。ある手術で、先生が「やってみる?」と声をかけてくださり、実際の患者さんに対して縫合をさせていただきました。もちろん初めての経験で、緊張で手が震えましたが、事前に練習キットで何度も練習していたおかげで、何とか落ち着いて縫い終えることができました。終わった後に先生が「上手だったよ」と言ってくださったときは、本当に嬉しかったです。
ポリクリでは、教科書では学べない"生きた医療"を体験できます。患者さんや医療スタッフとの関わりの中で、医師としての責任の重さややりがいを少しずつ感じられるようになりました。医療の現場に立つことで、「自分もこんな医師になりたい」という目標が、よりはっきりと見えてきた気がします。