大学生活で研究をすることの魅力とは
受験生の皆さん、こんにちは!日々の勉強、本当にお疲れ様です。毎日やるべきことに追われながら、「本当に自分にできるのだろうか」と不安になることもあるかもしれません。私も受験生の頃は同じ気持ちで勉強していました。そして受験が近づくにつれて、大学生活や将来のキャリアを思い描くことも多くなるのではないでしょうか。そんな皆さんに、慈恵医大の魅力をお伝え出来るよう、今回は私が行っている「研究」について少しご紹介したいと思います!
私も皆さんの多くと同じように臨床医を目指しており、入学当初は自分が研究に熱中するようになるなんて思ってもいませんでした。研究を始めたきっかけは、授業で学んだ「痛みの神経経路」に興味を持ったこと、そして時間的な余裕があったことでした。慈恵では学生一人ひとりが自分の時間を自由に使えるカリキュラムが整っており、その環境に背中を押される形で研究室の門を叩きました。初めは研究について右も左もわからない状態でしたが、「まずは挑戦してみよう」という気持ちで飛び込んだことが、今振り返ると大きな転機となりました。研究の最大の魅力は、そのテーマについて「自分が解き明かしていく」ことにあると思います。研究内容に関わらず、「仮説を立てる → 実験を行う → 結果を得る」というサイクルを自らの手で進め、まだ誰も知らない知見に辿り着いたときの喜びは何にも代えがたいものです。また、研究は臨床のように資格や免許が必要なわけではないので、学生のうちからでも分野の最前線に関わることができるということも魅力の一つです。
ここで少し私の研究内容をご紹介します。私の所属する疼痛制御研究講座では、痛みに効く「漢方薬」の作用機序を科学的に解明する研究を行っています。どこか経験則や民間伝承のように思われがちな漢方薬を、分子や細胞のレベルで検証することで、より多くの人々に受け入れられる医療へと発展させることを目指しています。具体的には、薬草成分が腸の神経や受容体にどのように働きかけるのかを調べる実験を行っています。
また、3年生の春休み期間には、慈恵医大の「高度医療人材養成拠点形成事業」というプロジェクトの一環としてボストンのハーバード大学やマサチューセッツ総合病院(MGH)のラボを見学する機会にも恵まれました。現地で活躍されている日本人研究者の先生方から、研究環境の違いや海外で研究を行うことの魅力について直接お話を伺い、研究への視野が大きく広がりました。その際、ある先生がおっしゃっていた「臨床医になったとしても、研究は知的な趣味になり得る」という言葉がとても印象的で、私自身も臨床と研究を並行して続けたいという思いがより強まりました。慈恵の学生生活は、受験生の皆さんが想像するよりも自由度が高く、特に実習が始まる前は自分の興味にじっくり時間をかけられる貴重な期間です。勉強や部活動、アルバイトはもちろんですが、「もう一歩、自分の世界を広げたい」と感じている方には、研究という選択をぜひおすすめします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。受験は身体的にも精神的にも大変だと思いますが、楽しい大学生活を思い描きながら頑張ってください!皆さんとお会いできる日を心から楽しみにしています!