JPSでの乳がん研究について

慈恵医大には、運動系はもちろん、文化系の部活や同好会も数多くあります。文化系といっても、音楽や美術、勉強会など活動の内容はさまざまです。

今回は、その中から少しユニークな活動を行っている「JPS」をご紹介します。この文章を通して、慈恵の部活動やJPSの魅力を少しでも感じていただけたら嬉しいです。「JPS」は “Jikei Pink ribbon Society” の略称で、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える「ピンクリボン運動」に由来しています。乳がんそのものや、乳がんへのケアに対する理解を深めながら啓発活動も行っています。「乳がんの研究をする部活」と聞くと、乳腺外科を志望する学生だけが専門的な内容に取り組んでいるような印象を受けるかもしれません。しかし実際には、乳腺外科志望でない学生も多く所属しており、活動内容は多岐にわたります。学会に参加することもありますし、乳がん啓発の一環としてピンク色の毛糸でリボンを編んだり、ヘルスケア用ミールキットが日常の食生活にどのように取り入れられているかを調査したりと、様々な取り組みを行っています。

また、JPSの大きな特徴の一つは他大学との交流が盛んなことです。慈恵医大の学生だけでなく、他の医療系大学の学生も参加しており、さまざまな学科のメンバーが集まっています。分野や学年の垣根を越えて意見を交わす中で、より広い視野で考えられるようになるのもJPSならではの魅力です。活動を通して感じるのは、「乳がん」という一見するとピンポイントな研究であっても多くの病気に共通する知見が得られているということです。もちろん病気ごとに治療もケアも異なりますが、「患者さんが病気と付き合いながら自分らしく生きられるように」という考え方は、どんな病気であっても共通していると思います。

慈恵医大に入学された際には、ぜひさまざまな部活動を見てみてください。その中で、「社会と医療のつながり」に少しでも関心を持った方は、ぜひJPSにも足を運んでみてください。きっと新しい発見や出会いが待っているはずです!