薬剤師、医師を目指す

私は薬学部在籍中、ある病気を患い、通学途中電車の中で突然腹痛に襲われ、何度も途中下車を繰り返すようになりました。私は病を抱えることの辛さを身をもって知ったのと同時に、日本には私と同じ病に苦しむ人がたくさんいることを知り、医師になり自分と同じ病に苦しむ患者を救いたいと思うようになりました。薬学部卒業後は一度社会に出て薬剤師として働いたものの、医師になりたいという思いがどんどん強くなり、医学部を再受験することを決意しました。再受験にあたり、私が慈恵医大を選んだ理由は、学祖が高木兼寛であることです。薬学部の疫病の講義で高木兼寛を初めて知り、食事の内容を変えることで脚気を患う人を減らしたという功績に非常に感動しました。そのような素晴らしい人の意志を受け継ぐ慈恵医大で是非学びたいと考えました。

慈恵医大が公正な入試を行っているという点も、私にとっては魅力的でした。再受験生に対して厳しい対応をとる大学があるとされており、圧迫面接をされたり、面接点を非常に低くつけられたりしたといった話は時々耳にしていました。しかし、慈恵医大の入試では不当な扱いを受けたと感じることはなく、こちらの考えを非常に丁寧に聴いてくださったという印象です。慈恵医大の入試では受験生の経歴よりも、受験生自身の考えというものを重視しているように感じます。再受験をお考えの方は、慈恵医大を選択肢に入れてもよいのではないかと私は考えます。

勉強法などは、私は特殊な経歴ですので、参考にならないことも多々あるかと思いますので記しません。しかし、1つだけ伝えたいことがあります。それは、基礎を大事にしてほしいということです。あくまで私個人の意見ですが、慈恵医大の理科の入試問題(化学と生物)は一見難しそうに見えるかもしれませんが、非常に基礎的な問題が散りばめられていると感じます。試験時間は短く厳しいですが、焦ってできる問題まで落としてしまってはもったいないです。是非、落ち着いてできる問題を確実に解いていってほしいと思います。

慈恵医大では、先生方は非常に学生思いで、こちらのことをよく気にかけてくださいます。素敵な友人もでき、私はこの大学に入学して本当に良かったと感じています。長くなりましたが、受験生の皆さんの健闘を祈っています。