《頼陽一郎》友達や先生とのコミュニケーションを大事に
慈恵に志望した動機
私はもともと完全に医学部を志望していたわけではありませんでした。受験科目に生物を選ぶほど生物の勉強が好きで、将来生物系の研究をやりたいなと高校生の時に考えていました。医学部を考え始めたのは、医師である父から医学部に入れば生物系の研究でやれる幅が広くなるといわれたのが、理由の一つです。また、理系理科の選択で化学・生物を選択したため、医学部以外にあまり受けられる学部がなかったことも医学部を受験する一因になりました。医学部を受験することにした時から、慈恵を視野に入れていました。医学部で受験したのは慈恵、慶應、順天、日医ですが、伝統があり偏差値の高い私立の医学部を選びました。
受験勉強について
私の受験勉強はこれから受験する皆さんにはあまり参考にならないかもしれません。なぜなら、あまり塾に通わず、高校で勉強していたからです。英語と数学は塾に通っていましたが、中学から通っていたのは英語だけで、数学はいろいろな塾を転々としました。理科は全く塾に通わず、学校の授業と後述する学校の課外講習のみでした。数学と英語は中高一貫校だったため、高二の段階でほぼすべての範囲が終わっていました。そのため、高三の一年間は問題演習や過去問演習に費やすことができました。受験勉強において、大変だったのは苦手科目の克服と受験勉強のモチベーションの維持です。受験科目の中で私は一番化学が苦手でした。高校で先生方が放課後に課外講習を開いてくださり、そこで演習を積むことでなんとか克服できました。また、同級生と一緒に講習に参加することで、勉強のモチベーションの維持もできました。
これから受験される皆さんへ
学校の先生を頼ることをお勧めします。私がたまたま、いい先生方に当たっただけかもしれませんが、おそらく皆さんの学校の先生も、分からないところを質問したら答えてくれると思います。はっきり言って学校の先生を頼る人はあまり多くないので、家庭教師のような感じで放課後に付きっ切りで教えてくれると思います。
また、これから受験する皆さんは、受験勉強をしていく上で不安や挫折などさまざまな困難にぶつかると思います(ぶつからないのが一番ですが)。困難にぶつかったときに、不安や気持ちを暴露することができる友達や先生、頼れる人がいることは受験勉強においてとても重要だと思います。私は勉強のモチベーションの維持につながり、いい刺激を受けられました。そのため、友達や先生など自分の不安や気持ちを話せるような人を大事にしてください。
最後に
皆さんと慈恵で会えることを楽しみにしています!受験で全力を出せるよう応援しています!
(医学科1年 頼陽一郎)