卒業後について

医師国家試験

コンスタントに高い本学の国試合格率

6年前半で終了する臨床実習の最後に、Post CC OSCEによってこれまでに培った臨床能力が評価されます。その後に卒業総括試験を受けることになりますが、これは医師国家試験に準じた形式です。Post CC OSCEによって技能と態度を、卒業総括試験によって知識を、本学の卒業生として十分な学修成果を達成したことを担保します。したがって、これらに合格することが卒業要件となります。
卒業総括試験を無事に通過すると、学生はそれぞれ医師国家試験の受験勉強に入ります。大学は図書館や演習室等を勉強場所として提供します。学生はグループ学習や個人学習を組み合わせて、効率的に受験対策に取り組みます。
本学の新卒受験者の合格率は、概ね96%前後を推移しており、全国の医学部の間でも上位です。しかし、医師国家試験はあくまで通過点に過ぎず、医師になるための本格的なトレーニングがようやく始まります。

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多様な卒業後の進路

診療・教育・研究・行政、それぞれの医の道へ

本学での6年間を終えて卒業し、医師国家試験に合格した卒業生は、様々な進路を選択します。最も多いのは、研修医として2年間の初期臨床研修を行い、その後、専門科を決めてから専門修得コース(レジデント)で3年間研修を行うパターンです。その後は、本学の臨床医学講座で修練を詰み専門医資格を取る、大学院で研究に従事し博士(医学)の学位取得を目指す、海外留学をするなど、いろいろです。十分独り立ち出来る頃合いで、自分のクリニックを開業する人もいます。一部の卒業生は、基礎医学者の道を選択し、研究者として第一歩を踏み出します。また、医系技官などになって医療行政の道を歩む者もいます。珍しいところでは、医療系ミステリーを得意とする売れっ子小説家になった卒業生もいます。

卒業後の進路の例

  • 臨床医・Aさん 本学附属病院にて2年の初期臨床研修後、腎臓・高血圧内科に入局。3年間のレジデントの後、大学院に進学し、腎臓再生の研究で4年後に博士(医学)号を取得。同科で研鑽を積みながら内科専門医を取得。現在は助教として臨床と教育の両方に従事。
  • 臨床医・Bさん 本学葛飾医療センターにて2年の初期臨床研修後、心臓外科に入局。レジデントの間に海外留学を準備し、USMLEに合格後、米国メイヨー・クリニックとピッツバーグ大学にて3年間の研修を積む。帰国して埼玉県の関連病院に2年間出向した後、医局に復帰。
  • 大学院生・Cさん 本学附属柏病院にて2年の初期臨床研修後、基礎研究の道を志し、地方国立大学の大学院に入学。途上国で蔓延する感染症の研究に4年間取り組む。英国インペリアルカレッジ・ロンドンにポスドク研究員として3年勤務した後、本学基礎系講座の助教として着任。
  • 医系技官・Dさん 本学卒業後、初期研修を経ずにそのまま厚生労働省に医系技官として入省。地方の保健所勤務等、ジュネーブのWHO出向などの後、本省復帰。医師の目線から、危機管理・災害対策の行政に取り組む

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