実家暮らしの実際

みなさん、こんにちは!今回「実家暮らしの実際」というタイトルで記事を書かせていただきました。興味のある方はお読みいただけると幸いです。

学生側の視点からすると、実家暮らしは、家事をすべてはしなくていいので、やはり非常にラクです。実習で疲れて学校から帰ってきたり、試験前に家にこもったように勉強をしたりしているとき、特にありがたさを実感します。家事関連のことは実家暮らしの特に大きなメリットだと思います。

でも、実家暮らしにも学生側のデメリットはあります。私は一人っ子なのですが、家にいると、両親がたくさん話しかけてきたり、遊びに誘ってきたりします(笑)。それ自体は普通のことに思えるかもしれませんが、意外と問題なのです。特に試験前は、長時間同じ場所で勉強することが多くなります。家には持っている教科書がすべて置いてあるので、勉強には最適だと思われるのですが...机から立ち上がったりするとすぐ家族間の会話がはじまりやすく、試験前の集中モードに入っているのを邪魔されるのです(泣)。また、そうではない方も、家だとどうしても他のことをしてしまい、勉強に集中できないというケースがあります。

そんな時、私はカフェなど、いわゆるサードプレイスと呼ばれるところで勉強するようにしています。サードプレイスとは、アメリカの都市社会学者であるレイ・オルデンバーグ(Ray Oldenburg)氏が1989年に発表した著書『The Great Good Place』内で提唱した言葉であり、自宅(ファーストプレイス)でも職場・学校(セカンドプレイス)でもない、自分にとって心地の良い時間を過ごせる第三の居場所という意味を持ちます。

家で勉強するのと比べると持っている教科書すべてを参照することができない、費用がかかることなどは難点ですが、それよりも、家族と少し距離を置いて、自分一人で学習に集中できる利点の方が大きいと思います。そのうえ、行ったことのないカフェなどを探して、新しい街を探索するのは、学習意欲を高め、視野を広げる機会となります。また、街歩きで発見した新しい書店で、なかなか見つからなかった教科書が買えるということもあります。東京慈恵会医科大学は1年生のキャンパスと2年生以降のキャンパスが異なるので、また違ったエリアを探索できるのも楽しいところです。

カフェ1 - tea jasmine.jpg

(写真は西新橋キャンパス付近のカフェ)

みなさんもぜひ、大学に入学したら色々な場所に行って探索をし、自分にとって居心地の良いサードプレイスを見つけてみてください!それではお身体に気をつけて、みなさんの東京慈恵会医科大学へのご入学をお待ちしております。

(医学科2年 T.Iさん)