《髙橋碩》慈恵生の自由闊達な大学生活
昨今、コロナウイルス流行により私生活や高校生活を大きく制限されて、鬱屈した気分で毎日を過ごしている受験生も多いだろう。そんな中、自分が慈恵での生活をいかに楽しんで過ごしているかをこの記事では書いていこうと思う。
やはり、1番は友達との会話だろう。このご時世のため、授業がオンライン形式ばかりの大学が存在するが、慈恵では一部の授業を学習内容の性質上、対面で行っている。その際、授業前のちょっとした時間や休憩時間などではプライベートの会話を楽しみ、授業中では学習について議論することで同期との会話を楽しんでいる。完全に授業をオンライン化していないが故の楽しみ、強みである。
次に楽しんでいるのは趣味だろう。上で述べた通り、対面の授業は一部で、臨床実習に出ていない学生の授業は講義動画やPDF資料をネットにアップロードすることで行われている。Zoomなどを使ってリアルタイムで行う授業は少ない。そのため、自分で好きに使える時間が多い。そもそも慈恵は講義の出席は任意のため、コロナウイルス流行前も好きなタイミングで学習する学生が大半であった。
自分は朝のすがすがしい時間はランニングや筋トレをして汗をかき、シャワーを浴びる。そして、すっきりした後に午後の授業のために登校し、対面授業を受ける。授業が終わり、家に帰ってからは配信された講義で自己学習といった日を送ることがある。自分は陸上部ということもあるが、単に運動が好きな人間なので、身体を動かせる時間がまとまって取れる慈恵のカリキュラムには感謝している。
運動ではなく読書、医学研究といった他の趣味や学習を行っている人も多くいる。慈恵生は全体的に自分の好きなことに没頭している人が多いと思う。それは学習スタイルを統一しようとしない、各々の裁量に任せようとする慈恵の校風によるものだと考えられる。
初めに述べた通り、コロナウイルス流行のせいで自粛の多い世の中ではあるが、慈恵の学生の生活は楽しく、自由なものになっている。受験生の中には、厳しい受験が終わっても窮屈な大学生活が待っていると思ってナーバスになっている人もいると思う。しかし、慈恵に限ってはそうではない。自分の時間を楽しく過ごせる学生生活が慈恵にはある。慈恵に入学したいと思っている受験生は是非、慈恵での素晴らしい生活を目標にして、学習に励んで欲しい。皆さんが、合格して入学してくることを自分は楽しみに待っています。
(医学科3年 髙橋碩)