部活が生み出す「アットホーム感」

こんにちは!東京慈恵会医科大学アメリカンフットボール部主将の医学科3年鈴木啓将です!慈恵医大の運動部系を代表して部活動紹介をしたいと思います。

「慈恵医大において、部活ってそんなに大事なの?」って思っている方も多いのではないでしょうか。答えは、YESです。めっちゃ大事です。慈恵医大にはサークルがなく、学生のほとんどが部活に入っています。そのため、大学内で先生とお話している時も、部活の話題になることは少なくありません。試合の応援に来てくださる先生までいらっしゃるくらいです。そして、部活が大事なのは大学内だけでなく、病院の中でもです。実習で病院に出た際や、さらには医者になってからも、自己紹介の時に必ずと言っていいほど聞かれるのは、部活です。部活に入っていれば、そこで話題が広がるだけでなく、部活のOBを紹介してくださることもあり、人脈にもつながるのです。そのほかにも、病院に出た時にどのように先生方と接したら良いのかという礼儀についても部活で学ぶことができますし、運動部であれば医者になる上で必要不可欠な体力を培うこともできます。こうして考えてみると、部活ほど学生生活を豊かにするものはないのではないでしょうか。

部活の重要性がわかっていただけたでしょうか。それでは、数ある部活の中からなぜアメフト部に所属しているのか、つまりアメフト部の良さについてお話したいと思います。え?そうです、宣伝です笑。アメフト部では、男子がプレーヤー、医学科女子がアナライジングスタッフ、看護学科女子がマネージャーとして活動しています。活動は、火曜日、金曜日、日曜日の週三回、国領キャンパス内のグラウンドで練習しています。医歯薬リーグ1部に所属していて、リーグ内で歴代最も優勝回数の多い、自他共に認める最強のチームです。はい、自慢です。笑僕が入部した理由も、医学部の頂点を目指せる部活だったからです。

しかし、ただ強いだけではありません。強い部活と聞くと「毎日毎日練習させられて学生生活を棒に振りそう」なんてイメージがあるのではないでしょうか。ハズレです。さっきも言いましたように、部活は学生生活を豊かにするものです。部活のせいで、学生生活を無駄にしては元も子もありません。アメフト部は、学業・バイト・恋愛・遊びとの両立を達成した上で優勝を目指すことができるのです。なぜなら、練習が週三回なだけでなく、一年間のうち4ヶ月以上オフ期間だからです。試験前は勉強に集中できますし、夏休みや冬休みには部活以外の友達と旅行だってできちゃいます。「練習するときはしっかり練習する、勉強するときは真面目に勉強する、遊ぶときは全力で遊ぶ。」このメリハリがアメフト部のモットーです。

ここで、僕が思う慈恵医大の魅力を1つ紹介したいと思います。それは、「アットホーム感」です。どの先生・先輩も、後輩である僕たちを家族のように可愛がってくださるのです。例えば、アメフト部のOBには、院長先生や教授など多くの優秀な先生方がいらっしゃいますが、そういった先生からご飯に誘っていただくこともあります。このファミリー感がどこで生まれているのか考えると、それはきっと部活なのではないだろうか。慈恵医大の部活はどれも、先輩後輩が仲良しです。これはきっと、いわゆる一般大の先輩後輩が将来同じ仕事場で働くことは稀なのに対し、医科大の部活仲間は将来同じ職場になることが多いのも関係していると思います。他部活の友達や大学の先生方も、アメフト部が本気で取り組み優勝を目指していることを知ってくれているので、公式戦の最終戦には100人以上の友達や先生が応援しに来てくれます。そんな中でいいプレーをした時は、部活をしていて一番テンションが上がる瞬間ですし、自分の練習の成果をみんなが応援してくれる環境には本当に感謝しかありません。

最後に1つだけ、僕が一番アメフト部の良さだと思っていることを紹介させてください。それは、「1年生から活躍できる」です。アメリカンフットボールというスポーツは、ポジションの種類が圧倒的に多く、それぞれに役割があるので、その役割だけ得意であれば、活躍することができるのです。例えば、ボールを投げるのが好き、ボールを取るのが上手い、蹴るのが得意、体が大きい、力が強い、足が速い、戦術を考えるのが好き、相手の裏をかくのが得意など何か1つ得意なことがあれば、一年生のうちから活躍できるのです。そのため、中高時代にやっていた運動などの経験を生かし、すぐに活躍することができるのです。6年生相手に1年生が活躍するなんてことも少なくありません。僕自身、体の大きくないガリガリ君ですが、1年生のうちからスタメンで試合に出て結果を残して、めちゃくちゃ年上のOBに褒められて嬉しかったのを覚えています。あ、当然ですけど1年生の球拾いなんてのもありませんよ、全員が主戦力ですもん。

それでは最後に、東京慈恵会医科大学への入学を考えてくれている受験生にメッセージを送りたいと思います。「慈恵に入ったら、慈恵ファミリーがあなたの最高の学生生活を保証します。入学式、そして新入生歓迎会で会えることを楽しみにお待ちしています!」

(医学科3年 鈴木啓将)