学生のうちから研究ができる

こちらのページではユニット医学研究について、概要について紹介した後に、私が行なっている研究や私の生活の中での研究への取り組み方を紹介させていただきます。  初めに、ユニット医学研究の簡単なご紹介です。ユニット医学研究とは、授業の合間や長期休暇などを利用して、大学内の様々な講座や研究室で研究活動を体験できる選択科目です。成果に応じて単位も認定されます。(詳細はシラバスをご覧ください。)  

私は、解剖学講座で神経発生の研究をしています。皆さんは「研究」と言われたときどのようなものをイメージするでしょうか。研究と一言で言ってもその実態はさまざまです。私が行っている研究室では、マウスを使った研究をしており、発生過程のマウスの脳内の細胞を可視化し、切片を作成した後に、蛍光顕微鏡を用いて撮影し、解析を行っています。  

医学生として、必修科目も受けながら研究をするにあたり、時間の使い方も重要です。そこで、あくまで私の場合ではありますが、いつ、研究活動をしているのか、ご紹介させていただきます。研究の中で行なう実験や解析には、時間のかかるものもあれば、短時間でできるものもあります。時間がかかるものは長期休みに行なったり、オンデマンド講義のみの日に行なったりしています。また、短時間でできるものはzoom授業の合間に行なうこともあります。また、試験前など、学業が忙しい時期にはあまり研究室に行かず、それ以外の時期に行くなど、調整しています。  

学業と並行して研究を行なうのは大変そうだと思われたかもしれませんが、実際には多くの学生が研究をしており、研究室には仲間が沢山います。例えば、解剖学講座には12人の学生が籍を置いています。また、私が行っている神経発生の研究室では5人の学生が研究を行っています。色々な学年の学生が所属しており、そこで学業に関する相談をすることもあれば、研究内容に関して相談することもあり、学生同士の意見交換も貴重な経験となっています。

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最後になりましたが、少しでも研究に興味があれば、ぜひユニット医学研究で研究に関わってみてください。何も分からなくても、やってみたい、頑張りたいという姿勢に先生方が応えてくださり、丁寧に一から、研究の内容、手技、考え方などを指導してくださります。そして、何より、自分の熱中できることを見つけ、探求していくことはとても楽しいことです。ぜひ、慈恵に入学し、学生のうちから研究に携わってみませんか。

(医学科3年 内藤礼)※2023年1月掲載