慈恵の良さとは

慈恵を受験する皆さんを応援する気持ちで、私の体験を書かせていただきます。 私は、医学部に行くことを決めた時から、ずっと慈恵を第一志望にしていました。

慈恵の良さは、

①誰でも好きな研究ができる

②生徒と先生の距離が近い

③自主性が重んじられている

ということが挙げられます。

まず最初の「誰でも好きな研究ができる」点についてですが、慈恵では3年生で全員が研究室配属を行うので、誰もが研究を体験できます。また、希望者は1年生から研究室に入ることができ、下の学年の人が上の学年や教授のお手伝いをするといった構造がありません。そのため、自分がやりたいことをやりたいだけできます。

次に、「生徒と先生の距離が近い」ことについてですが、慈恵には低学年で「アドバイザー制度」というものがあります。これは、先生1人につき数名の生徒が割り振られていて、学校生活はもちろん、人間関係や日常生活についての相談を気軽にすることができます。さらに、多くの先生方が定期的に声をかけてくださったり、親身になって相談に乗ってくださいます。

最後に、「自主性が重んじられている」点についてですが、最初の研究の点においても、任意選択できる教養ゼミの授業や研究室・実習先の選択に関しても、自由度が非常に高いです。また、5年生から6年生にかけて、海外臨床実習を選択することも可能です。自分のやりたいことができるという点はもちろん、自立して行動する力を培っていると思います。

慈恵は、自分がやりたいことを周りにしっかりサポートしてもらいながら、遂行できるシステムが充実しています。医師といっても、臨床だけでなく、研究や行政など様々な道があり、人それぞれ挑戦したいことを実践して、自分で道を切り開く必要があると思います。漠然と医師になりたいと思っている方も、臨床はもちろん、研究の体験や様々な分野で活躍されている方々の講義を聞いて、自分が進む道を決められるようなシステムが整っています。

いまは、「慈恵受験」という大きな壁が立ちはだかっていると思いますが、その壁を乗り越えた先には、人生をより豊かにする学校生活が待っています。是非、頑張ってください!慈恵で待っています!

(医学科1年 A.N.)※2023年1月掲載