部活と医学の共通点〜何かをやり遂げる大切さ〜

初めまして、慈恵医大硬式野球部主将 医学科3年の大川翔です。慈恵に興味を持って頂き、そして受験生応援サイトに足を運んで頂きありがとうございます。この記事では主に慈恵の部活動についてご紹介します。①慈恵の部活動②硬式野球部③受験生へのメッセージ 以上3本立てでお送りしますので、最後まで読んで頂き、慈恵をより気に入って頂けると嬉しいです。

①慈恵の部活動

 慈恵には28の運動部、12の文化部、5の同好会があり、9割以上の学生がいずれかに所属しています。慈恵は部活が盛んであり、文武両道をモットーにしている学生が多いです。兼部している学生も多く、実際僕も硬式野球だけでなく、学生会やJCSにも所属しています。活動頻度は部活により様々ですが、週13がほとんどであり、中には任意参加の部活もあります。自分に合ったペースで部活に取り組めるのも慈恵の良いところです。また部活を通して、日頃の勉強では養いきれない人間性や社会性も育むこともできます。ぜひ自分に合う部活を見つけ、大学生活をより充実させてください。

②硬式野球部

 部活の一例として僕の所属する硬式野球部について紹介します。慈恵医大硬式野球部(通称こーや)は、1901(明治34)創部であり、来年には創部120周年を迎える慈恵で最も長い歴史を有する部活の一つです。活動は基本的に週2日で、試合のある週は週3日となります。中学や高校のように毎日部活があるわけではなく、試験前にはオフとなるため、勉強との両立も全く問題ないです。こーやの所属する医学部リーグは現在13チームで構成されており、1部と2部に分かれています。大会は春リーグ、東医体、秋リーグと年に3度あり、昨年度の成績は春リーグ13位、東医体ベスト4でした。医学部の硬式野球の良いところは、経験者から初心者まで様々な人が活躍できる点です。高校までガッツリやっていた人もいれば、小中までやっていた人、全くの初心者の人もいます。だからといってレベルが低いわけでもありません。どの大学も勉強の合間で練習に励み、レベルの高い試合が繰り広げられています。驚くかもしれませんが、投手では140km/hを投げる人もいますし、金属バットが使えるのでホームランも多いです。また、他大学との交流も魅力的です。チーム数も人数もそこまで多くはないので、試合では敵でありながらも、普段は大学の垣根を超えてアットホームな雰囲気です。医学を学ぶという共通の志があるからこその一体感でもあると思います。合同練習をしたり、遊びに行ったり、リーグ全体で卒業試合をしたりとイベントも多く、他大学の友達もたくさん作れます。

グラウンド風景 - 大川翔.jpg

③受験生へのメッセージ

 受験でも部活でも何かをやり遂げた経験は、結果の良し悪しに関わらず、今後の人生において必ず自信や柱となります。人生において、辛く逃げたくなる場面は少なくありません。ただ、何事からも目を背け続けてしまうと、今後困難と対峙した際に打破する方法ではなく逃げ道を探す癖がついてしまいます。医師になるという強い信念を持っていれば、医学部の受験はそれほどハードルの高いものではありません(もちろん簡単ではないですが)。受験を終えた時に胸を張ってやり遂げたと言えるよう、勉強と向き合ってみてください。医学部入学はスタートラインであり、医師になるまで、医師となったあとも多くの苦悩があるでしょう。しかし、それ以上に患者の命を救える医師という職業は素晴らしく、尊いものであると思います。慈恵は医学を学ぶ上でとてもオススメできる大学です。レベルの高い学生が集まること、恵まれた立地、高い国試合格率、充実した附属病院数など良い点を挙げ始めたらきりがありません。先生方も精力的に生徒の声に耳を傾けてくださり、常に学生にとってより良い大学を作るよう努力してくださっています。個人的な話になってしまいますが、友人や先輩にも恵まれ、とても充実した環境で大学生活を送れています。国立大学を辞退して、慈恵に入学しましたが、慈恵を選んだことを一度も後悔したことはありません。みなさんにも慈恵を志望校の一つに選んでいただけると嬉しいです。

 最後までお付き合い頂きありがとうございました。みなさんが持てる力を出し切り、希望する大学に進学できることを心から祈っています。もしご縁がありましたら、一緒に慈恵で学びましょう。みなさんにお会いできる日を楽しみにしています。

(医学科3年 大川翔)