部活紹介(Jikei CPR Study-group)
文化部の1つであるJikei CPR Study-groupのキャプテンをしている、医学科4年の河村明良です。盛んな部活動は、本学の魅力の1つであり、受験生をはじめとする多くの方に、部活の様子や部活を通じた様々な経験を知ってもらうことができれば幸いです。ちなみに、Jikei CPR Study-groupに加えて、運動部と文化部を兼部しています。
Jikei CPR Study-groupは、CPR(心肺蘇生法)をはじめとする救急医学を自主的に学び、広く一般の方々に心肺蘇生法を普及することを目指して活動しています。実際に心肺蘇生法を教えることに加え、医学生間で心肺蘇生法の技術を競う大会への参加や、興味のある分野について勉強会の開催など、幅広く様々な活動をしています。特に、学生同士の勉強会では、単に医学の勉強をするのではなく、人に教える経験を重視しています。大学受験をはじめとし、多くの勉強はインプットが中心になってしまいがちですが、アウトプットすることは自らの理解を深めくれます。将来、医療者を志す私達にとって、難しい医学用語を分かりやすく人に説明する能力は必須です。そのため、普段の勉強会でも5年生が3年生に教える、3年生が1年生に教えるといった屋根瓦式の学び合いを意識しています。
少し堅苦しい紹介文になってしまいましたので、以降は私自身の思い出を書くことにします。なんとなく軽い気持ちで入部し、部活の活動に限らず、Jikei CPR Study-groupをサポートして下さっている救急医学講座の主催していた勉強会に参加したりしていました。医師・看護師向けの勉強会でしたので、内容はさっぱりわかりませんでしたし、今振り返れば相当怖いもの知らずの1年生だったと思います。救急医学講座主任教授の武田聡先生が当時1年生だった私にも優しく教えて下さったことは今も鮮明に覚えています。3年生時には武田聡先生に長崎で開催された日本蘇生学会に連れて行ってもらい、ちゃんぽんを食べてきました。
Jikei CPR Study-groupに限ったことではありませんが、本学の部活の醍醐味は多様なバックグラウンドをもった同期や先輩後輩、先生方との出会いだと常々感じています。先輩や先生方にはたくさん可愛がってもらいましたし、辛い時に手を差し伸べてくれる同期には頭が上がりません。
最後に、受験生の中には、医学部の大学生活は学業に追われてしまうのではないかと思っている方もいると思います。確かに、医師になるための勉強量は膨大かもしれませんが、学生の主体性を重んじる本学には自らのやりたことと向き合える環境があります。6年間という貴重な時間を使って、学生だからできること、学生のうちにやりたいことに挑戦してみませんか?
(医学科4年 河村明良)