学生委員会とは

医学科学生委員長をしています、医学科3年の馬場と申します。この記事では「学生委員会」という組織を紹介したいと思います!

学生委員会とは学生の自治を行う団体で、高校まででいうところの生徒会と考えていただいて構いません。一学年10人程度で構成されており、活発に活動しています。大学生にもなって、生徒会?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は慈恵の魅力を裏付けている組織であると感じています。私の考える慈恵の良いところとして、「自由な校風」と「先生方が学生の意見をよく聞いてくださる」ことが挙げられます。まず自由な校風に関して、本学では学生の主体性が重んじられています。例えば講義は、「講義の出席は学習者の責任にある」という考えから、コロナ前は出席をとっていませんでした。よく木に例えられますが、木の幹の部分は講義を利用し、枝葉は自主学習で身に付けましょうというスタンスです。

2つ目について、先生方が学生の意見をよく聞いてくださるということも魅力の一つです。慈恵は来年で大学に昇格して100年を迎える歴史がありますが、先生方の言うことを絶対に聞かなければならないなんてことはなく、先生方が私たち学生の意見をよく聞いてくださいます。例えば、カリキュラムを編成するカリキュラム委員会では、学生が必ず参加し、「学生さんからの意見はどうですか?」と意見を求めてくださいます。また学年110人と数人の先生によるLINEの「オープンチャット」が今年より開設され、私たちの小さな悩みを先生方が拾ってくださるシステムがあります。私たちの学年の最も多いお願いは、「レポートの提出期限を伸ばしてください!」でしょうか()

これまで述べてきたように、慈恵には学生が主体的に活動し、それを先生方が理解してくださるという環境があります。この環境があるからこそ、私たち学生委員会は活発に活動できるのだと思います。ここからようやく活動内容の紹介です!主な活動は年2回行われる「検討会議」に向けた準備です。これは学生生活や授業内容に関して良い点や改善点について、十数名の先生方と直接意見交換することができる会議となっています。小さいものでは電子レンジを設置して欲しいというお願いや、大きなものでは臨床実習のローテーション方法など、各学年で困っていることについて説得力のあるアンケートを取り、学年担当の先生方と意見交換を重ねて、改善していくという一連の流れを行っています。その他にも部活動勧誘や新入生歓迎会の運営や、ホームルームのような位置づけである学年研修の取りまとめも行っています。

大変なことも多々ありますが、先生方が学生の意見を聞き入れ、いつも前向きに検討してくださるため、私たちもやりがいを感じています。自由な大学生活を送りたい方、是非慈恵でお待ちしております!

(医学科3年 馬場有夢)