研究者としての究極の自由がここにある

嘉糠洋陸 教授(熱帯医学講座)x 赤川立樹(医学科6年)

今回は寄生虫・細菌・ウイルス等による感染症に潜む、多様な生命現象のメカニズムについての基礎・応用研究に取り組む、熱帯学医学講座の担当教授である嘉糠洋陸さんに、本学における研究の意義について話を伺いました。

自由に研究するために活動の場を変えてきた

赤川 先生は慈恵の出身ではないとお聞きしています。どうして慈恵にいらしたのでしょうか。

嘉糠 私は医師ではありません。出身は東京大学の農学部獣医学科で、最初に教員になったのが、東京大学の薬学部でした。東京大学自体は素晴らしい大学だと思いますが、正直、私は研究のやりにくさを感じていました。「主流派はかくあるべき」のような目に見えない縛りを覚え、私の目指す研究を好きに進められる雰囲気ではありませんでした。

(以下、気になる対談のつづきはこちらから)