疲労は重要で新しい学問領域だけに研究者としてのやり甲斐は大きい

近藤一博 教授(ウイルス学講座)x 姫岩翔子(医学科4年(当時))

「病気を診ずして病人を診よ」という建学の精神を象徴的に示すプロジェクト「働く人の疲労とストレスに対するレジリエンスを強化するEvidence-based Methodsの開発」で疲労の基礎的研究を担当するウイルス学講座教授の近藤一博さんに、研究の内容や研究者としての想いなどについて話を聞きました。

わからない部分を自分で発見したい

姫岩 なぜ研究者への道を選ばれたのでしょうか?

近藤 親の勧めもあって医学部に進学したのですが、自分自身は"性格的に医者に向いていない"と思っていました。医者になる気がないので、医学部に行ってもやる気がでません。そんな時に興味を持ったのが、ウイルス学の講義で聞いた"ウイルスに感染すると癌が治ることがある"という話でした。この研究がやってみたくて、学生のころからウイルス学の研究室にお邪魔するようになったのが、研究の道に進むきっかけとなりました。

(以下、気になる対談のつづきはこちらから)