《近藤一博教授》マンガでうつ病の研究成果を世に広く発信する

夜な夜な教授室に籠もってパソコンでマンガを書く教授...と聞けば、マッドなサイエンティストを思い浮かべるかも知れません。そんなウイルス学講座の近藤一博教授は、至って真剣にマンガを活用し、疲労、ストレス、うつ病の正しい理解を拡げるべく、日夜奮闘しています。

「疲労ちゃんとストレスさん」(河出書房新社)こちら

疲労は過労死などの健康障害を引き起こす医学上の重要な課題です。本書では、疲労のメカニズム、疲労とストレスの違い、疲労に対する対処法などに関する正しい知識をマンガで解説しています。

「うつ病は心の弱さが原因ではない」(河出書房新社)こちら

ヒトの体内に潜伏しているヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が、ストレスに対抗する力(=ストレスレジリエンス)を低下させることで、うつ病のリスクを著しく上昇させるという、近藤一博先生らの最新の研究成果を、これまでのうつ病研究の歴史とともにわかりやすくマンガで紹介したものです。

なお、これらの書籍は、東京慈恵会医科大学私立大学研究ブランディング事業「働く人の疲労とストレスに対するレジリエンスを強化するEvidence-based Methodsの開発」の活動成果に拠るものです。

※ウイルス学講座から発表された論文はこちら

※「疲労ちゃんとストレスさん」の元になった、近藤教授自作の「マンガでわかる『最新!疲労・ストレス講座』」はこちら