在校生からのメッセージ
在校生からのメッセージということで、私は本学の魅力と受験についてのお話をさせていただきたいと思います。
本学の特色として、医学科と看護学科の二つの学科を合わせた医学部のみの単科大学ということが挙げられます。このことは、医師や看護師といった医療者となり患者さんに貢献していきたいという同じ志をもった学生のみで構成されていることを意味します。同じ志を持った学生が同じ学び舎にいることで、学生同士で意識を高めあい、モチベーションを保って日々学業に励むことができています。また、部活動や授業にて医学科と看護学科との交流があることで、四年後、六年後に仕事場で一緒に働く際の円滑な連携に繋がっています。
先輩後輩といった上下の結びつきが強いのも本学の特徴です。部活動での一年生から六年生までの結びつきが強いことはもちろん、一年に一度OB・OGの既に医師になられた先生方と交流する機会があったり、病院実習の際に先生方にお世話になったりと結びつきが強いです。また、部活動だけでなく同じ中学校や高校出身者、出身地ごとの集まりである慈恵○○会という懇親会も毎年多く開催されています。このような機会は学生にとって、臨床や研究の第一線で活躍されている先生方と交流ができ、自らの将来像を構築していく上で貴重なものとなっています。
受験について少し触れさせていただくと、勉強に余裕のある方であれば理科を大切にしてみてはいかがでしょうか。個人的な意見で大変申し訳ないのですが、本学は理科を大切にしていると私は感じております。というのも、入学試験での科目の配点が理科一科目が数学や英語と同じ配点であること、一年生で学修する物理・化学・生物は一年間を通してしっかりと学修すること、二年生にて学修する生理学・生化学・組織学は一年生に学修した理科との結びつきが強いことを理由としています。受験生の際に勉強する理科は入学試験を突破するための単なるツールではなく、医学を学ぶ上の礎となり、理科を大切にすることは本学での教育がさらに充実したものになると感じております。
私自身は受験生時代にそんな余裕はなかったために、偉そうには言えないのですが、受験生の際に理科を大切にし、約百四十年もの歴史と伝統ある本学にて一緒に医師を目指してみませんか。
(医学科4年 川口幸太郎)